同窓会長挨拶

本郷学園同窓会 会長  南谷 修(高校8回生=1956年卒業)

本郷学園同窓会の会長に選出いただき、あらためて身の引きしまる思いであります。

山内前会長のように、幅広い知識・人望には遠くおよびませんが、皆様の協力を得て同窓会の発展のために尽力していく所存であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

現在の学園は、松平賴武理事長の祖父であられる松平賴壽氏によって開校(1923年・大正12年)され、87年が経ちました。

この伝統ある学園から、建学の精神「国の柱の苗木を育つ…」を歌い、教育目標を「強健・厳正・勤勉」として、多くの生徒が国の力となるべく巣立っていきました。今は、文武両道・自学自習・生活習慣の確立を、そしてスマートであれ、紳士であれ、を目標として学んでいます。そしてさらに、社会で失はれつつあるものを最も大切な目標としているようです。

私達が学園を訪れると、「おはようございます!!」 「今日は!!」と声をかけられます。ありがたいことですね。生徒さん達の、つね日頃から身のまわりの人々をありがたいと思う、感謝の気持ちの表われではないでしょうか。

こうした伝統のもとに多くの卒業生がおり、この同窓会誌『銀友』も39号にもなり、15,000部を発行しております。

この学園があって、我々、卒業生の同窓会があります。先輩である我々が今、学園や生徒の皆さんに、なにか少しでも協力出来ることがあるのではないでしょうか。皆で考え、皆で行動し、母校のために力を合わせてまいりましょう。

この数年、同窓生のために、本郷祭の時に同窓会ブースの設置やその後の同窓会サロンを開催しており、多くの皆さんのご参加をいただいております。また、還暦会、同期会の開催を後押ししたり、学園側の協力を得て、全国規模の大会などで活躍した生徒を表彰(19件・95人)したり、卒業2年目の20歳を迎えた人達に「成人の集い」(今年第3回)で一堂に会する機会を作ることも推進しております。

理事長はじめ先生方も参加していただき盛大に開催することが出来ております。
学園もその時代とともに変わってきております。かつての学園とは大きく様変りしていると思いますが、いかがでしょうか。今年の進学状況も向上しており、国公立大には約20%が合格し

、有名大学への入学も多く、雑誌等でも躍進する私立高校として話題になっております。なんとも誇らしいことであります。

この様な状況ですが、同窓会も高齢化しており、成人の集いをはじめとする20歳代、さらに各年代の皆様の参加により、若返りを図って継続していく必要があります。ぜひご連絡をいただきたいと存じます。どうか皆様の力で、この同窓会を盛り立てていただきたいことを切にお願い申し上げ、新任と本年度のあいさつといたします。

※本メッセージは、2010年に南谷会長が選出された際の挨拶文を掲載しています。